2010年2月15日月曜日

第10回フェンシング体験教室

2月12日(金) 第10回フェンシング体験教室を開きました。

今回、新しく小学4年生の女の子が加わり、17名の生徒数となりました。
子ども達の、かけ声や返事も大きな声で返ってくるようになり、盛り上がってきています!

今回の練習の目的は、アタックする時に、勇気を持って手を伸ばして突くことです。

みんな試合になると、恐がって相手の剣を叩き続けたり、アタックする時に手が縮んだまま突きにいくので、距離が近くなってしまい、簡単にポイントを取られてしまいます。
しかし、手を伸ばしてアタックすれば、遠い距離で戦うことができ、相手選手に剣を叩かれてもすぐに逃げることができます。

その事を説明した上で、小学校高学年は審判機を使った試合、小学1.2年生+新入生はプラスチック剣を使った試合をしました。

私はプラスチック剣を使った生徒達の指導をしていたのですが、みんなきちんと理解して、アタックする時は手を伸ばして、ディフェンス側にまわる時は、剣を叩きにいくことができ、ゲーム感ある長い試合ができるようになってきました。

フェンシングの試合は3分間、5本勝負。
この3分間をどう使い、どう戦っていくかのゲームメイクがとても大切です。
そして、その試合の駆け引きがフェンシングの一番の魅力でもあります。

次回の練習では、状況に応じての戦い方など、ゲームの流れをみんなで考えていこうと思います。
3月5日の試合に向けて頑張りましょう!


2月2日(火)の毎日新聞さんに、フェンシング体験教室の記事が掲載されました。


目指せ将来のオリンピック選手!!


(コーディネーター:石井)

徳島育ち競技力向上プロジェクト【カヌー】

 13日(土)、海部郡美波町のB&G由岐海洋センターで徳島県カヌー協会主催の「どこでも出張カヌー教室」が行われました。

 カヌーをする素晴らしい環境に恵まれながら、競技人口は少ない徳島県。もっとたくさんの方々にカヌーの楽しさを知ってもらい、その中から徳島のカヌー競技を担う選手、また世界で活躍する選手を育てたい。そのようなことを目標に「どこでも出張カヌー教室」はこれまでにも数回開催されています。

 今回の参加者は由岐町の小学生15人。講師として徳島県カヌー協会に所属する徳島県体育協会コーディネーターの長尾と堀内が参加しました。場所はB&Gの温水プールです。
 しっかりと準備運動した後、陸でパドリング。その後初めてカヌーに乗る子どもは安定性のあるプラスチック製のボートで練習。15人が同時に乗ることはできませんが、カヌー1艇に1人が乗り、10艇を使って、順番に目の届く範囲で安全にカヌー体験をしました。なによりひっくり返っても寒くない!子ども達は泳ぐ気も満々の様子。



 これまでに乗ったことがある子どもは、カーボンでできた競技用のボートに乗り、カヤックとカナディアンの両方を体験しました。(*カヤックは、ボートに長座のようにして座り、漕ぐ面が両方についたパドルでカヌーを進める。それに対しカナディアンは、ボートに正座のようにして座り、漕ぐ面が片方だけのパドルでカヌーを進める。)プラスチック製のボートに比べ、競技用のボートは軽く回転性も良いので上手な子はあっという間にプールを1周して帰ってきます。



 一通り漕ぐ練習をした後は、設置したゲートを使い、スラローム競技の体験をしました。(*本当の競技は川や人工で造られた急流に設置されたゲートを順番通りに漕ぎ下ったタイムを競います。)
 2チームに分けて同時にスタート!チームメイトを大きな声で応援したり、ボートをおさえて乗り降りをしやすくしてあげたり、こちらから言わなくてもみんなで協力する姿がとても印象的でした。


レースの様子。

 体重が軽く重心が低い子どもは強く漕いでもバランスを崩しにくいので、怖がることなくどんどん漕ぎます。頭ではなく身体でボートの動かし方を覚えようとするので、あっという間に上達しました。このような施設を使用させて頂き、幼い頃からカヌーに親しむことができれば、カヌー競技はもっと普及し強化できると感じました。
 教室の回数をもっと増やし、県南だけでなく、徳島市や県西でもこのような体験教室を実施していきたいと強く思いました。


皆さんお疲れ様でした!是非また参加して下さいね。

コーディネーター・長尾

2010年2月12日金曜日

平成21年度 (財)徳島県体育協会表彰式

11日(祝)午前10時より、あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)で平成21年度(財)徳島県体育協会表彰式が執り行われ、スポーツ振興に尽力した競技団体の指導者と優秀な成績を収めた選手が表彰されました。

式の始めでは、平成21年度文部科学大臣表彰生涯スポーツ功労者賞を受賞した岩野匡美さん(県バレーボール協会会長)と、過去オリンピックに3回出場し、昨年現役を引退した鳴門市出身の長距離ランナー、弘山晴美さんに感謝状が贈られました。

また、新潟国体で競技別総合優勝を果たした弓道連盟には「特別表彰」が贈られました。



続いて、
○体育功労者表彰 33名
【加盟団体の役員・指導者として10年以上従事し、徳島県における体育の振興に努力し、その功績が特に顕著な40歳以上の方】

○スポーツ指導者表彰 28人
【スポーツ特別優秀者・スポーツ優秀者・スポーツ奨励賞を受賞した者の育成に功績が特に顕著な指導者、または日本代表で国際大会に参加された指導者】

○スポーツ特別優秀者表彰 24人
【全国大会において優勝。または、日本代表として国際大会に参加し優秀な成績を収めた選手】

○スポーツ優秀者表彰 189人
【全国大会において入賞。または、日本代表として国際大会に参加した選手】

○スポーツ奨励賞表彰 19人
【小学校児童で全国大会において3位以内の成績を収めた選手、または、学童日本新記録を樹立した選手】

○生涯スポーツ賞表彰 13名
【シニア世代を対象とする全国大会において優勝された選手(1)と、永年にわたりスポーツを実践し現在も活動を継続している80歳以上の方(2) (2部門)】

以上、合計308人・1団体が表彰されました。
表彰者名簿はこちら



体育協会会長の飯泉知事のあいさつの後、体育功労者として表彰された県中体連常任理事の川人智恵子さんが「これからも競技力の向上と生涯スポーツの普及に努力することを誓います。」と謝辞を述べました。

受賞された皆様おめでとうございました。今後のご活躍にも期待しております。

2010年2月8日月曜日

徳島育ち競技力向上プロジェクト【剣道】



 7日(日)、那賀川スポーツセンターにて剣道競技・長期育成強化練習会が行われました。この練習会は「徳島育ち競技力向上プロジェクト」が始まる以前から行われており、今年度は2回目(通算で5回目)の開催になります。

 県内の小学校5年生~高校2年生の中から選抜された各学年男女それぞれ10名程度の選手が参加することができるこの練習会。今回は約130名の選手、20名以上の指導者が集まりました。


打ち方の練習では一つ一つの技に、細かい指導がありました。

 徳島県剣道連盟・藤本事務局長は、この練習会の目的について、「ジュニア選手の強化の意味はもちろんのこと、大学や社会人になっても活躍していく選手、または将来的に徳島県を担っていく指導者を育成すること。そのためには小学生同士、中学生同士…という横のつながりだけでなく、小学生と高校生等といった年代の超えた縦のつながりをつくることが必要。また、このような練習会がジュニア選手にとって『あんな風になりたい!』という目標を持つきっかけになる。今後は県外で活躍する徳島県出身の選手を招いての練習会も行いたい。」と、お話をされていました。



 今回剣道競技を拝見させて頂き、素早くメリハリのある動きと勇ましい声に驚きました。日本的な精神や礼儀を重んじる態度は見ていて清々しく、格好いいと感じました。きっと剣道を通して、選手の皆さんは勝負に勝つための技だけでなく、普段の生活態度や心構え等も学んでいるのだと思います。

 全国的にも高い競技力を持つ徳島県の剣道。今後、更なる強化と普及をご期待しております。



コーディネーター・長尾

2010年2月3日水曜日

トップアスリート育成事業「フィジカルチェック」

 1/30~1/31(1泊2日)、県内ジュニアトップアスリートのフィジカルチェックを行うため、愛知県のスポーツ医・科学研究所を訪れました。中高生男女合わせて7人(空手道2人、新体操2人、水泳2人、ボクシング1人)とそれぞれの指導者4人が参加しました。
 この研究所は、主に競技レベルの高いスポーツ選手を対象として、スポーツドックなどによる医学、体育を基盤とした支援や、スポーツ外傷・障害の診断、手術・リハビリテーションによるスポーツ復帰までの一貫治療を中心とした医学面における支援を中心に行っているそうです。

  さて、体力測定の目的についてですが、次のようなことが挙げられます。
①選手の素質の把握、及びトレーニング処方のための基準値
②不調原因の究明のための資料
③障害発生からスポーツ復帰までの治療
 リハビリテーションのためのトレーニング計画立案のための資料
 今回は、ジュニア選手ということで、主に①を目的に測定をしました。

 測定項目は、垂直跳び、最大無酸素パワー、体幹筋力、握力、背筋力、柔軟性、上体起こし、40秒パワー、水中体重、脚筋力、最大酸素摂取量、身体計測と盛沢山。また、引率の指導者には「トレーニングとスポーツ障害」についての講義を受講していただきました。
↑自転車エルゴメーターによる最大無酸素性パワーの測定↑トレッドミルによる最大酸素摂取量の測定
 空手道選手は膝屈曲筋力、新体操選手は柔軟性や体脂肪率、水泳選手は無酸素性パワー、ボクシング選手は持久力といったように、競技特性が測定結果によく現れていました。全項目測定後、競技別に別れてスタッフから測定結果及び個々の課題についての説明を受けました。

 子どもの場合、発育発達段階に応じたトレーニングプログラムを作成する必要があります。指導者は選手が晩熟なのか早熟なのか、思春期(成長期)は過ぎたのか、これからなのかといったように、個人差や性差を見極めて系統的なプログラムを作成していくことが重要です。
 私自身も、競技スポーツをしていますが、どうしても技術練習にばかり重点を置いてしまって、ウエイトトレーニングといったような、補助的なトレーニングをおろそかにしてしまいます。しかしながら、そのようなトレーニングが、スキルアップのためだけでなく、むしろ怪我・障害の予防のために必要であると感じています。
 これからまだまだ伸びていくジュニアアスリートたち。彼らの能力を最大限に引き出していけるよう、指導者をはじめ周囲の人達が適切な運動処方でサポートしていく必要があると感じました。また、参加したジュニア選手達には、今回見えた課題の克服と競技力の向上を目指して、さらに頑張ってもらいたいと思います。

2010年2月2日火曜日

平成21年度「徳島県スポーツ指導者」研修会



 1月31日(日)鳴門市アミノバリューホール2階会議室で平成21年度「徳島県スポーツ指導者」研修会が行われました。

 公認スポーツ指導者資格の認定期間は資格登録後4年です。資格を更新するためには、資格登録後、資格有効期限までの4年間で、当該中央競技団体等の定める研修会を最低1回受けることが義務づけられています。

 今回研修会に参加した公認スポーツ指導者の人数は170名。スポーツ指導者として必要な知識を重点に置いた講演が行われました。



○情報提供:(株)大塚製薬
  ◆「熱中症と水分補給に関する体のメカニズムについて」

○講演Ⅰ:(株)大塚製薬工場陸上競技部管理栄養士
      スポーツ栄養士協会会長  山上 文子氏
  ◆「スポーツと栄養について」

○講演Ⅱ:鳴門教育大学大学員准教授 松井 敦典氏
  ◆「動きを見る目を養う」

○研究協議:佐竹 昌之理事長(インフォメーションオフィサー)
  ◆全国スポーツ指導者連絡会議に関する報告等について



 山上文子先生の講演では、大塚製薬陸上部の選手達の食事内容と、競技記録の変化等、実践を通した内容で公認スポーツ指導者の方々には興味深い内容だったのではないかと思います。普段の食事にどれだけのものを加えれば良いかなど、明日からすぐに実践できることも多く参考になりました。

 松井敦典先生は「動きを見る」ということをスポーツ・バイオメカニクス(力学、生理学、解剖学などの基礎的知識を活用して、身体運動の仕組みをよりよく理解する応用学)観点からご講演頂きました。選手の合理的理解や興味関心を引き出すためにも、ビデオカメラ等のデジタル機器を活用したフィードバックを取り入れていく必要性を感じました。

 公認スポーツ指導者の方々には、今回学ばれたことを今後の指導に生かして頂きたいと思います。なお受講実績は徳島県体育協会事務局が一括して日本体育協会へ報告させて頂きます。

コーディネーター・長尾

徳島育ち競技力向上プロジェクト【ソフトテニス】



 30日(土)、大神子テニスセンターでソフトテニス競技、アンダープログラム(強化合宿)が行われました。

 年に数回行われているアンダープログラム。参加希望のあった県内の中学校、高校のソフトテニス部が集まり合同で練習をします。今回は貞光や池田など遠方からの参加もありました。
 合宿を見学させて頂き、ジュニア選手の人口は他競技と比べてかなり多いと感じました。県内の中学校・高校の多くにソフトテニス部が存在するのもその理由だと思います。



 連盟の方の話を聴くと、部活動はあっても専門的な指導ができる人は多くないそうです。このプログラムは、選手の強化・普及はもちろんですが、それ以外に「指導者育成」という大きな目標があるということを教えて頂きました。
 選手にとって、他学校の選手と共に練習するというのは、自分のレベルの把握、目標設定等の意味でも重要です。しかしそれは指導者も一緒のこと。合宿を通じて指導者同士が情報交換をし、時には「教えるテクニック」を盗む。徳島県のソフトテニスは国体でも入賞するほどのレベルです。選手だけでなく、指導者も成長しようという連盟の取り組みが、高い競技力の秘密なのだと感じました。



コーディネーター・長尾

2010年2月1日月曜日

第9回フェンシング体験教室

1月29日(金) 第9回フェンシング体験教室が開かれました。

今回は、本物の剣を使った戦いを経験した上で、基本的な動きを再確認するため、フットワークやプラスチック剣を使った剣さばきの練習を中心に行いました。

指導者の声や、動きに合わせたフットワークも、以前は隣の子の動きを見て同じように動く子が多かったのですが、今では自分たちで理解して、フットワークの練習もできるようになりました。
全体的に体のブレも少なくなり、本当に上達してきました。



剣を使ったレッスンの方は、生徒のレベルに合わせて指導者が複雑な動きを取り入れてみたり、生徒同士でいろいろな動きを入れながら取り組んだりしました。

その後の試合を見ていたら、相手の剣の動きばかりを気にして、剣を叩くことだけに集中してしまう子が多かったので、今回は、私も子ども達と対戦してみました。

その中で、相手の剣を叩くのではなく、よけること、突くときは思い切って手を伸ばすことなどに気付くように指導しました。
高学年になると、恐がって突く時に手が伸びない生徒や、ディフェンスにまわる生徒が多かったことに対し、恐い者知らずの1,2年生は手を伸ばした思い切ったアタックができていていました。

次回の練習は、審判機を使った試合を行います。
今回の復習をしっかりして、練習に望んでくださいね!

話は変わりますが、今回の練習では毎日新聞社さんが取材に来てくれました。
子ども達の練習ぶりを、明日2月2日(火)の新聞に掲載してくれるそうです♪

今月2月号の雑誌「あわわ」にもフェンシング教室の様子が掲載されているので、みなさんぜひチェックしてみてください。
世界に通じるフェンサーになれるよう頑張りましょう!!

くしろサッポロ氷雪国体 4日目

大会4日目、ショートトラック競技・成年男子500m予選第8組に井内敦選手が出場しました。
結果は5位。残念ながら準決勝にあがることはできませんでした。

写真は1000m予選。一番奥76番が井内選手です。

これでスケート競技の日程は全て終了いたしました。
今回の経験を今後の競技力向上に生かし、更なる高見を目指して頑張って頂きたいと思います。
参加された選手・監督、役員の皆様、大変お疲れ様でした!

2月25日からは札幌市でスキー競技が開催されます。
頑張れ徳島県選手団!