2010年4月7日水曜日

第32回全国スポーツ少年団剣道交流大会

 3月27日から29日の3日間、第32回全国スポーツ少年団剣道交流大会が鳴門・大塚スポーツパークにて開催されました。

 この大会は、剣道を通じてスポーツをする歓びを経験する機会と、より伸びるための研修の場を与え、団員相互の交流を深めて仲間意識と連帯を高めることにより、スポーツ少年団活動を一層豊かなものとし、地域における団活動の活性化を図ることを目的として、毎年開催しています。

  団体戦(小学生・5人戦)は各都道府県1チームと、開催市区町村より1チームの合計48チーム。今年は徳島開催だったので、徳島県は県代表に加え、大会会場のある鳴門市より選抜された1チームも参加、合計2チームが参加しました。

 個人戦(中学生)も各県男女1人ずつが参加できますが、徳島県は県代表と鳴門市代表の2枠、男女合わせて4人が参加しました。

 剣道は『有効打突』であることがポイントになる条件です。有効打突とは、充実した気勢、適正な姿勢を持って、竹刀の打突部(弦の反対側の物打ちを中心とした刃部)で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるものをいいます。剣道に精通していない私は、試合を見ていても有効打突かどうか、見極めることはできませんでしたが、子どもたちの勝負に対する意気込みと気迫はじんじんと伝わってきました。防具を身にまとい、竹刀を握って正々堂々と闘う姿は勇ましく、とても子どもとは思えませんでした。もちろん礼節も身につけていて、勝ってもガッツポーズすることなく、負けても相手に敬意を表し、一礼を忘れません。『剣道とは、剣の理法の修錬による人間形成の道である』とも言われているそうですが、子ども達は剣道を通して多くのことを学んできているように感じました。

 また、大会では徳島県のジュニアリーダーたちが企画した交流会が催され、各県の選手や指導者がゲームを通して親交を深め、和やかで楽しいひと時を過ごしていました。試合中はライバルでも、コートの外では仲間です。一緒におしゃべりしたり、笑ったり、誰とでもすぐに仲良くなれるのは子どもたちの特技なのでしょうか?積極的に交流する子ども達の姿を見て微笑ましく感じました。

 さて、試合の結果ですが、徳島県選手もたいへん健闘しました。団体戦では徳島県Aチームが予選リーグを突破して決勝リーグに駒を進めることができました。決勝リーグでは、前年度優勝の大阪府と対戦、惜しくも敗れはしましたが、ベスト16入りを果たし、敢闘賞を受賞しました。

 また、個人戦男子の部でも黒木景太選手がベスト16入りを果たし、敢闘賞を受賞しました。

 最後になりましたが、徳島県剣道連盟をはじめ、ご協力いただいた多くのスタッフの方々、本当にありがとうございました。

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